日焼け止めの塗り直しの方法とは。メイクしてる時みんなどうしてる?
紫外線から肌を守ろうと思ったら、日焼け止めを塗るのはもちろんですが、それだけではまだ不十分。
大切なのは「こまめに塗り直す」ことと言われます。
でもそれを聞いて「それじゃあ、メイクをしている時にはどうしたらいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなお悩みを一気に解決! メイクをしていても簡単にできる日焼け止めの塗り直しについてお伝えします。
Contents
日焼け止めを塗り直さなければいけない理由
日焼け止めをきちんと塗っているのに、なぜか日焼けをしてしまった!
そんなことってありませんか?
使っている日焼け止めに効果がないのかなと思ってしまうかもしれませんが、実は、
しっかり塗っているつもりでも、実際には肌を守れていないというケースがあります。
というのも日焼け止めは、気づかないうちに、
ヨレたり、ムラになったり、落ちたりしていることが多いからです。
こうなると紫外線を防ぐ効果はグンと薄れてしまいます。
「朝のメイク時に、しっかり塗っているから大丈夫でしょう?」
とおっしゃる方もいるかもしれません。
でも、どんなに丁寧につけたとしても、肌にのせた日焼け止めは、汗や皮脂によって少しずつ流れてしまっています。
目に見えるような汗をかいていなくても、肌の奥にある汗腺からは、じわりじわりと汗が出ています。
また皮脂腺からも皮脂が少しずつ分泌されています。
これは肌を守るための大事な機能。
でも一方で、しっかりとつけたハズの日焼け止めが浮き上がり流れしてしまう原因にもなっているのです。
また、軽くこすったり、頬杖をついただけでも、その部分の肌では日焼け止めが落ちているということも。
日常生活の中の何気ない動作でも、日焼け止め効果はどんどん薄れています。
「ウォータープルーフの日焼け止めを使っていれば大丈夫なのでは!?」
と期待したくなりますが、たとえウォータープルーフであっても、やはり時間が経てば少しずつ落ちて効果が薄れてきてしまいます。
一般的には日焼け止めを塗ってから2〜3時間経つと、効果が薄れていることが多いと言われています。
朝のメイク時につけた日焼け止めは、
ランチタイムの化粧直しの時間には、きちんと塗り直すのが賢い方法と言えそうですね。
日焼け止めクリームの取扱メーカーさんも塗り直しを推奨。
日焼け止めクリームを販売する、大手のメーカーさんも、日焼け止めの塗り直しを推奨していました。
紫外線から肌を守るには日やけ止めが有効です。日やけ止めは、使用量を守って、塗り忘れのないように使いましょう。ムラなく十分な量を塗るためには重ね塗りがおすすめです。特に、おでこや鼻筋、頬など、顔の中で高さのある部分はやけやすいので、重ねて丁寧に塗りましょう。また、日やけ止めは必ず2~3時間ごとに塗り直すようにしましょう。
出典:コーセー KOSE 公式ホームページ
適切な方法って、メーカーさんのホームページやサイト、あるいは取扱説明書に、
案外しっかり明記されていたりしますよね・・。
メーカーさんのサイトなど見逃してしまいがちかもしれませんが、この際に確認をしてお使いをいただければと思います。
基本的な日焼け止めの塗り直し方はコレ!
でも、メイクをした上からの日焼け止めの塗り直しって、一体どうすればいいのか。
理想はメイクを完全に落とし、スキンケアをし直した上で日焼け止めを塗り直す方法ですが、
仕事や外出の合間にはなかなかそこまではできませんよね。
まず『簡単にできて効果が期待できる方法』として、
日焼け止めの大手メーカーさんのコーセー(KOSE)さんお墨付きの内容がとても参考になりそう。
朝のメイクの際に行う処置よりは、簡易なのですが、効果は十分にありますので、ぜひご参考ください。
1.化粧を取らずに皮脂や汗をオフにする簡単な方法
ティッシュやあぶら取り紙などで軽く押さえ、浮いてきている皮脂をオフします。
じんわりと汗をかいている時も、この段階で落ち着かせておきましょう。
ファンデーションが崩れている時は、スポンジで優しくふき取ります。
この時スポンジを肌に強く押し付けたり、こすったりしないように注意してくださいね。肌の負担になります。
2.手のひら全体でなじませる。適量が大切。
手のひらに、日焼け止め製品を通常使用の半分の量とります。
両手のひらを合わせ、日焼け止めを均一になじませます。
そして手の平を顔に押しつけるようにして、顔全体に日焼け止めをのせます。こすったり強く押しすぎたりしないよう、要注意!
3.ファンデーションを薄く塗る
肌表面がべたついていないことを確認した上で、パフやスポンジでファンデーションを薄く塗ります。
軽いタッチで薄くおさえるようにするのがポイントです。
(参考:コーセー KOSE 公式ホームページ)
紫外線対策も強化しながら、気になるメイク崩れも直すことができるので、貴重なお昼の休憩時間を使ってでもトライする価値はありそうですね。
日焼け止めを塗り直すのに適した時間帯は?
こちらの環境省が公表するデータによれば、
1日のうちでお昼前後が紫外線が多く降り注ぐ時間帯といえそうです。
(10 :00-14:00の間。特に12時前後が紫外線量のピーク)
午前中は、なんとか朝のメイク時の日焼け止め効果に期待するとしても、ランチタイムの外出は要注意
。特に陽射しの厳しい季節には、屋外に出る前に日焼け止めを塗り直す習慣をつけたいものですね。
また1年を通じても、
特に6月から8月の11:00-13:00は、全国的に「紫外線が強い」とされている要注意な時間帯。
環境省が公表している資料には、「紫外線が強い」時間帯の注意事項として、
「日中の外出はなるべく控えよう。外出する際は必ず長袖シャツ、日焼け止め、帽子を利用しよう」としています。
日焼け止めの塗り直しをさらに効率&効果的にする方法3つ
基本的な日焼け止めの塗り直し方にプラスして、さらに効果をアップさせる方法もあります。
どうしても塗り直しができない!という時にも活用できそうな方法とオススメのアイテムをご紹介します。
日焼け止めの塗り直し対策の参考にしてみてくださいね。
パウダータイプを使う
ここ数年急激に増えている、パウダータイプの日焼け止め。ささっとお化粧直しをする時に便利です。
色の種類も豊富になってきているので、ご自身にピッタリなものを探してみてくださいね。
オンリーミネラル 薬用美白ファンデーション SPF50+
UVカット、ベースメーク、美白ケアが1つで叶えられる便利なミネラルファンデ。ブラシでつけるパウダータイプです。ミネラルパウダーがもつ光を散乱させる力で、肌を紫外線から守ってくれます。
SPF50+/ PA+++
全2色
2.5g 3100円+税
7g 3900円+税
セルピュア ヴェールパウダー
「舞妓さんの粉白粉」の理論をベースに、崩れにくさを追求したパウダー。お化粧直しに使いやすいプレストタイプです。SPF22と低めですが、その分肌への負担は少なくなります。肌に優しい紫外線散乱剤使用。
SPF22 / PA++
10g 3800円+税
スプレータイプを使う
お顔に使えるスプレータイプの日焼け止めなら、メイクの上からもシュッとひと吹きで日焼け止め対策完了。
塗り直しの時間をとりづらい外出時などのために、バッグに潜ませておくと重宝しそうです。
ラ ロッシュ ポゼ UV イデア XL プロテクションミスト
メイクの上から直接シュッと使えるUVミスト。敏感肌にも使える優しい使い心地、驚くほどのキメ細かい霧状のミストが魅力です。べたつかない軽い使用感。
SPF50+/ PA++++
50g 2500+税
BBクリームを使う
スキンケア、化粧下地、ファンデーションと、これ1本でOKな手軽さが魅力のBBクリームですが、さらにUV効果のあるものを選べば紫外線対策も完璧。
日焼け止めとファンデーションの塗り直しが一気に済ませられて便利ですね。
ミシャ BBクリーム UV
韓国コスメの中でも人気の高いミシャ。UV効果のあるBBクリームも注目を集めています。日焼け止めの塗り直しをしながら、本格的なメイク直しができちゃう手軽さが魅力。SPF40 /PA+++と、高いUV効果を実現しながら、肌をしっとり保つ保湿効果も期待できます。
SPF40 /PA+++
50g 2388円+税
アテニア BBクリーム
ひと塗りで顔色がパッと明るくなると評判のBBクリーム。「隠しピンク設計」で、大人肌の黄グスミも払拭して華やかな印象になります。気になるUV効果も、SPF30 ・PA++と日常での紫外線対策には十分対応。
SPF30 /PA++
30g 2000円+税
まとめ
いかがでしたでしょうか。
メイクをした状態でもできる日焼け止めの塗り直し方法についてお伝えさせていただきました。
メイクをしている時、特に会社やお出かけ先などで日焼け止めを塗り直すのは、
最初はちょっと面倒くさかったり、ハードルが高かったりするかもしれません。
ただ、紫外線の害の本当の恐ろしさは、肌に蓄積していくところにあります。
紫外線を浴び続けることで、細胞のDNAが損傷し、皮膚ガンの原因になるとも言われています。
美容だけでなく健康を害する事態は避けたいものです。
まずはこまめな日焼け止めの塗り直しを習慣にしていきたいものですね!