美肌スキンケアの基本のキ。失敗しない毎日の基礎洗顔とは?
女性なら誰もが年齢にかかわりなく、自分らしく美しく輝きたい。
清潔感と透明感をたたえ、上質で上品な毎日を満足して過ごしたいと考えています。運動や食事、仕事や人間関係などさまざまな充実方法はありますが、まずは自分の肌を美しくしてみませんか?
毎日のスキンケアを少し見直すだけで、美肌に変わっていけるはずです。
Contents
お肌の基本的な仕組みを知ろう
肌は大きく3つの層に分かれています。
外側にある表皮と呼ばれる部分と、内側にあたる真皮と呼ばれる部分、さらに真皮と表皮を支える皮下組織と呼ばれる部分です。
その中でもとくに表皮は見た目の美しさや若さに関わっている層。表皮は名刺1枚より薄い非常に繊細な膜です。
表皮の表面は波打っていて、肌のキメを決める波ともいえます。
この波が細かく均一だとなめらかできれいなお肌に見え、いびつだと荒れて見えます。美肌はお肌のキメが整っていることが重要だといわれることが多いです。
(1)ターンオーバーは肌のキメを整えるポイント
表皮の一番下に基底層という部分があり、常に新しい細胞を生み出し、新陳代謝を繰り返しています。
健康な肌は約28日のサイクルで生まれ変わるといいます。ターンオーバーといって、肌のキメを整えるポイントです。
肌が一番良好な状態といわれるのは、28日サイクルを保っている状態です。
けれどもこの日数は年齢や健康状態、肌のお手入れ具合などのさまざまな要素でサイクルが乱れることがあります。
しかも年齢を重ねると自然とターンオーバーの周期が長くなってしまいます。ターンオーバーをなるべく28日周期に近づけていくことが大切です。
(2)肌の潤いを閉じ込めるバリア機能
紫外線など外からの刺激をブロックしたり、内側から肌のうるおいを逃さないようにするのが肌のバリア機能です。
バリア機能が低下すると、水分を与えてもうるおいをキープできないので乾燥しやすくなります。
肌の内部にホコリやダニなどの刺激物が侵入し、ピリピリしたり赤くなるなどの皮膚の炎症を引き起こすこともあるので毎日の保湿ケアが重要です。
とくに肌に悪影響を与える原因として気をつけたいのが肌の酸化と糖化です。
酸化は肌をサビさせ、糖化は肌をコゲさせてしまいます。しかも肌だけでなく、体全体にも悪影響を及ぼしてしまうそうです。抗酸化と抗糖化のスキンケアを意識することも大切です。
スキンケアの基本を知ろう
お肌は毎日忙しく働いています。体の中から不要なものを排出したり、汗をかいて温度調節したり、紫外線や熱気・冷気など外からの刺激を体内に侵入させないように守ったりとフル回転です。
このお肌の働きをスムーズにこなしてもらうためには、表面にあるキメをふっくらと柔軟に保ち、汗腺や毛穴、皮脂腺に滞りがないようになめらかなお肌に整えてあげることが重要です。
また、自分を癒すためにもスキンケアは重要です。
お肌には繊細で感度の高い神経が数多く配線されています。丁寧にお手入れをするとお肌の高い感受性を通して全身に心地よさが伝わり、ほっとやすらぐこともあります。
とはいえ、スキンケアに特別な時間を毎日つくる必要はありません。
どんなに忙しくても、どんなに面倒くさがり屋でも「毎日最低限これだけは怠りなくする」というステップを知っておけば、美肌のための必要最小限のスキンケアができます。
(1)スキンケアの大切なポイントは3つ
美しい肌を手に入れるためにたくさんの化粧品を使って、複雑な工程をつくる必要はありません。大切なのは、「落とす」「潤す」「守る」の3つです。
皮脂や汚れを落としてお肌を清潔に保ち、潤すことでお肌のきめひとつひとつをふっくらさせ、お肌本来の働きをスムーズにさせ、紫外線などの刺激からお肌を守ること。ただこれだけです。
(2)自分にあった化粧品選びを
スキンケア用品はたくさんありますが、洗顔もできるクレンジング、化粧水、美容液、クリームがあれば十分なケアが可能です。高価なアイテムやブランドで揃えなければと気負う必要は全くありません。私の場合は毎日洗い流すクレンジングはプチプライス。保湿をしてくれる美容液は成分にこだわって自分にあったものを重視して使うようにしています。また、春夏と秋冬ではお肌の状態が違うので、化粧品をシーズンで使い分けています。
美肌を意識したクレンジング
お肌の円滑な活動のために、汚れをきれいに落とすことはとても大切です。
朝の洗顔はスキンケアの準備として夜の寝ている間に分泌された老廃物などをきれいに取りましょう。
夜のクレンジングはメイクや分泌された老廃物、外的環境からついてきたほこりなどをきれいに取って、お肌がのびのびと新陳代謝できるように整えることが大切だと思います。
気をつけたいのはクレンジングが一番、スキンケアの中でも肌への負担が大きいということです。
美肌を意識するなら、なるべく負担が少ないクレンジングを心がけたいですね。クレンジングにはオイルやジェル、クリーム、リキッドなどさまざまな種類がありますが中でも肌の負担が比較的少ないクリームタイプがおすすめです。
また、メイクをしっかり落としたくて思わず手に力がはいって顔をこすってしまう時もあるかもしれませんが、こすると肌が乾燥するだけでなく、摩擦によって黒ずんでしまうので要注意です!
美肌の主役は保湿美容液
美容液は美肌にとってよい成分を含むスキンケアの重要なアイテムです。
このごろは保湿美容液、美白美容液、アンチエイジング美容液などさまざまなテーマの美容液があるのでどれを選んでいいかわからない場合は保湿美容液から始めることをおすすめします。
とくに、セラミドを配合した保湿用美容液はあらゆる世代の女性に共通して使えるおすすめの1本です。
セラミドはお肌の水分を維持している角質細胞の間にある脂質の一つで、新陳代謝とともに作られ、水分と結合する力を持っています。セラミドはお肌の水分の約80%を維持しているという実験結果もあるといわれるほど肌の水分を維持するのに重要な役割を果たしています。
化粧水の後にセラミドが含まれた保湿美容液を塗れば、プルプル肌に導いてもらえると思います。
忙しい時は洗顔後にセラミドが含まれた保湿美容液をつけるだけでも問題ありません。
日中、水分補給で化粧水スプレーを使う人も多いかもしれませんが、かえって肌の水分が蒸発してしまいます。朝しっかり保湿美容液をつけていく方が効果的だといわれています。
化粧水、乳液、クリームの賢い使い方のヒント
美肌のためのスキンケアの主役が美容液なら、化粧水や乳液、クリームをどのように使うべきか、悩む人もいるかもしれません。
忙しい時はクレンジング(洗顔)、美容液、クリームだけでいい時もあります。その上で、美肌を意識した使い方を簡単にまとめてみました。
- 化粧水
化粧水を選ぶポイントとしては、シミ、シワ、ニキビの予防になるとされ
るビタミンC誘導体化粧水がおすすめです。抗酸化成分のオウゴンエキス
やリコピンなどの植物エキス配合の化粧水ならアンチエイジング対策とし
ても使えます。ただ、化粧水はばしゃばしゃとつけすぎるとかえって乾燥してしまう
ので要注意です。
- 乳液・クリーム
かつては化粧水で水分を補給し、乳液で油分の膜を作って水分を逃がさな
いようにフタをするというのが一般的な認識でした。けれども現在では肌
の水分は角質細胞間皮質が水と結合することで保たれていることがわかっ
ていますので、必須アイテムではありません。今までの乳液を保湿美容液
に変更してもいいかもしれません。目元や口元などカサつきが気になる場
合はポイントでクリームを使う程度がおすすめです。
毎日のスキンケアで美肌をつくるチャンスがあります。
いかがでしたでしょうか。毎日のスキンケアで美肌をつくるチャンスがあります。
スキンケアは肌の負担を最小限に抑えることが大切です。化粧品を使う時はコットンなどより、手をつかって優しく包むようにつけてあげる方が美肌には効果的です。また肌は年齢や季節、体調などによって変化します。
年齢と自分のライフスタイルに合わせた化粧品選びも重要だと思います。
自分にあった化粧品とシンプルケアを身につけて、いつまでも美しく輝くお肌を手に入れましょう!!