2018’初節句のひな人形は誰が買うべき?守るべき慣習は?
ハロウィンの翌日はクリスマスツリーが飾られているように、お正月が過ぎると、もう気分はひな祭り。
女の子が生まれたご家庭の初めてのひな祭り(初節句)には、お雛様を飾って家族や親せきが集まってお祝いします。
でも、このひな人形は誰が買うべきなの?と、お悩みのご家庭も少なくないようです。
また、ご夫婦と親世代との考え方の違いにより、トラブルに発展することもあるようですので、ぜひこちらに参考にしてみてください。
お嫁さんのご両親が買って、娘夫婦に贈る
昔から、女性(母方)のご両親がひな人形を購入して、娘夫婦に贈るのが一般的。と言われています。
なぜ、そのような風習ができたかというと、
昔は、嫁ぎ先に娘の顔を見に行くこともなかなか出来なかったそうです。そのため、おひな様を持参すれば、娘と孫娘に会いに行きやすかったようです。
嫁ぎ先でがんばる娘のことを想う、ご両親の気持ちが表れていますよね・・。
そして、現在もこの風習を守っておひな様を贈るご両親もおられますが、その一方で、昔の風習やしきたりにしばられない方も多くいます。
最近の傾向。今はだれが買ってもいい?
最近の傾向として、
・両方の親で金額を折半する。
・若夫婦が自らおひな様を選び、お金も出す。
など、さまざまなパターンがあるようです。
昔からのしきたりも、そこまで重要視しなくても良いのでは?とお考えのご家庭も増えてきています。
そして、現実として、少子化、核家族化で、親世代と別居しているご家庭がほとんどです。
また、そもそも、高額なお雛様が欲しいと思っていないご夫婦もいるようです。
そのために、このようなトラブルが起きている事例もあるようです。
こんなトラブルに注意!
おひな様を購入するときに、思わぬトラブルが起こっているようです。
例えば、
・親から買ってもらったが気にったおひな様ではないので、ご夫婦はほとんど飾らない。
・家が狭いので、要らないと思っているのに親が買ってくれるというので断れない。
など、祖父母の孫娘を想う気持ちが、若いご夫婦にはかえって迷惑な形になってしまっているケースもあるようです。
やはり、若いご夫婦と上の親世代との意見のすり合わせなど、お互いに歩み寄りながらコミュニケーションを十分にとって、おひな様の購入をした方がよさそうです。
購入前に確認しておく5つのポイント
トラブルを防ぐために、次のポイントを事前に確認してから購入することをおススメします。
・どんなタイプのおひな様が希望か?
・おひな様を飾るスペースはあるのか?
・おひな様の大きさはどれくらいが良いか?
・今後、女のお子さんが増える可能性はあるのか?
高級志向なのか、スペース重視なのかなど、人形の選び方も個人の考えでいろいろあるようです。
孫娘の健やかな成長を望む気持ちは、ご両親も祖父母も変わりません。
サプライズとしておひな様をプレゼントするのではなく、事前に十分話し合うことをおススメします。
みんなが納得できる形で、初節句をお祝いしてあげられることが一番ですよね。
まとめ
おひなさまを誰が買うべきか?については、母方のご両親が購入して娘夫婦に贈ることが多かったこと。
また、昨今の傾向は少し変わってきていることや、それによるトラブル。また、事前に防ぐために注意すべきことをご紹介させていただきました。
私ごとですが、私は自分のおひな様を持っていません。小さい頃、友達の家に飾ってあった7段飾りのおひな様を見て、すごいなあと思ったことを今でも覚えています。
女の子の健やかな成長を願って贈られたおひな様。3月の春の風と一緒に幸せを運んでくれることを願っております。