タイガーナッツとは?効果がすごい?チアシード並みのブレイクの予感?
近頃チアシードなどに続く、
スーパーフードとして注目を浴びている「タイガーナッツ」ですが、
最近はカルディなどでも購入ができ手に入りやすくなりつつあります。
ちなみに“ナッツ”という名前が付いているのですが、実はナッツではないです。
今回は、スーパーフードとしてのタイガーナッツの魅力ついてご説明します。
Contents
タイガーナッツに道端アンジェリカさんも夢中!
美人3姉妹として知られる、モデルの道端アンジェリカさん。
30歳を超えた今でもナイスバディを維持している彼女、どんな制限された食生活をしているのかと思ってしまいます。
ところが本人は、友人たちと外食を楽しみ、「基本気にしていない。普通に食べる」とのこと。
彼女は普段、夕食前にタイガーナッツをつまむのが習慣になっているのだそう。
タイガーナッツはアンジェリカさんの体型維持にも大きく関係しているのかもしれません。
道端アンジェリカさんはじめ、多くのモデルたちや海外セレブも夢中にするタイガーナッツって、どういうものなのでしょう?
タイガーナッツは野菜だった?!
「タイガーナッツ」という名前ですが、“ナッツ”ではなくて、
カヤツリグサという植物の地下茎にできる塊のようなもので、分類としては“野菜”になります。
主に北アフリカが原産で温暖な気候が栽培に適しています。
スペインのバレンシアガ地方などでも栽培されていて、チュファと呼ばれているそうです。
古代エジプト人の石棺からも発見され、栄養食として貴重なものだったと考えられています。
そんな太古の時代から愛されるタイガーナッツですが、
時代を経て現代の健康や、美容、にも良いと意識の高いニューヨーカーの間で話題になり、
今、スーパーフードとして注目されつつあります。
タイガーナッツの主な栄養成分は?
タイガーナッツは体に良いとされているナッツよりも栄養豊富で、カロリーは若干低め。
繊維質が多く、よく噛まなくてはいけないので、満腹感も得られやすいスーパーフードと言えます。
食物繊維が豊富
アーモンドに含まれる食物繊維は100gあたり10g以上と豊富ですが、
タイガーナッツはその約3倍! なんと100gに30gも含まれているそうです。
ビタミンEもタップリ
ビタミンEもアーモンドの2.5倍含まれています。
皆さんもご存知の通り、ビタミンEには強い抗酸化作用や血行促進作用があるのです。
糖質のほとんどが難消化性デンプン
タイガーナッツには糖質も多く含まれています。
糖質が多いと太りやすいのでは……と不安になりますね。
でもタイガーナッツの糖質のほとんどが難消化性デンプン(=レジスタントスターチ)なんです。
難消化性デンプンは消化されにくく、約半分ほどしか体に吸収されません。
また、食物繊維と似たような働きをするので、腸で膨らみ、腹持ちも良いんです。
体に良い油、オレイン酸
タイガーナッツに含まれる脂質は100gあたり約25gです。
そのうち一価不飽和脂肪酸は約72%、飽和脂肪酸は約18%、多価不飽和脂肪酸が約10%になります。
これは体に良いとされている、オリーブオイルととても近い脂肪酸構成なんです。
タイガーナッツにはオレイン酸も豊富です。
女性に嬉しいミネラルも豊富
タイガーナッツはミネラルもたくさん含んでいます。
体の機能を維持したり、調節したりするのに必要な栄養素です。
マグネシウムやカリウムのほか、女性に不足しがちなカルシウム、鉄分などが多いのも嬉しいですね。
タイガーナッツに期待できる効果は?
タイガーナッツに含まれる豊富な栄養素のおかげで、美容や健康維持に素晴らしい効果が期待できます。
ダイエットにオススメ!
タイガーナッツに含まれる豊富な食物繊維、そして難消化性デンプンは胃や腸で膨らみます。
腹持ちがよく、満腹感をもたらして食欲を抑えてくれるので、ダイエット効果が期待できます。
さらに老廃物を体外に排出し、腸内の環境も整えてくれるので、デトックス効果も。
タイガーナッツには血糖値の上昇を抑える働きもあります。
体脂肪として体に蓄積するときに分泌されるインスリンを抑制し、体に脂肪をたまりにくくするのです。
マグネシウムは300種類以上の酵素の働きを助ける補酵素です。酵素の働きを活性化させ、代謝を促進します。
アンチエイジングと美肌効果
腸内を綺麗にしてくれることで美肌効果につながります。
さらに豊富に含まれるビタミンEの抗酸化作用に注目です。
体内に発生する活性酸素が増えすぎると体は老化していきますが、ビタミンEは活性酸素を除去してくれるのです。
そのため、“若返りのビタミン”とも呼ばれ、シミやシワを予防するアンチエイジング効果が期待できます。
タイガーナッツに含まれるオレイン酸も美容効果に良いと言われています。
肌を潤す、皮脂のおよそ半分はオレイン酸だとも言われていて、
保湿力に優れているので、美肌や艶やかな髪には欠かせません。
健康維持にもGOOD
他にもタイガーナッツに含まれるアミノ酸、アルギニンは血管を拡張して血行促進の働きがあります。
またオレイン酸は悪玉コレステロールを抑えたり、マグネシウムも血圧調整の働きをするので、
生活習慣病の予防にも良い食べ物と言えるでしょう。
タイガーナッツの取り入れ方と注意点
タイガーナッツの1日の摂取量の目安は10〜20粒ほどがオススメです。
と言いますのも、ナッツよりもカロリーが低めと言っても100gあたり約500kcalはあります。
体に良いと調子に乗ってたくさん食べ過ぎるとそれなりのカロリーになることを覚えておきましょう。
10〜20粒であれば100kcal以下に抑えられます。
また、食べ過ぎるとお腹の調子が悪くなる人もいるので注意が必要です。
そして、シリアルなどにトッピングしても良いのですが、
かなりしっかりとした食感があるので口に残る感じが気になる人も。
皮付きと皮なしのタイプがあり、
繊維質は皮付きの方が上です。食べやすさを求めるなら、皮なしタイプがいいでしょう。
味は、ほんのりとしたミルクのような甘みがあります。
ゆっくりと噛んで味わいながら食べるのであればおやつ代わりにつまんでもいいですね。
繊維質で満腹感と血糖値上昇の抑制を期待して、食事の前に食べるのがオススメです。
なお、体が敏感になっている妊婦さんは摂取しない方が良いようです。
タイガーナッツはミネラルが豊富なため、硬水を飲むのと同じような感じで、腎臓に負担がかかるのだそう。
少量であれば大丈夫ですから、普通の人の半分以下にとどめておいてください。
タイガーナッツを取り入れたレシピ
タイガーナッツはそのままスナック感覚でぽりぽりと食べても良いですが、
もう少し工夫したいという人に簡単にできるレシピをご紹介します。
タイガーナッツのミルク〜オルチャータ〜
<材料>(4人分)
・タイガーナッツ 125g
・水 520ml
<作り方>
・タイガーナッツを一晩水に漬けて柔らかくする。その後ざるに移し、よくすすぎます。
・タイガーナッツと水をミキサーに入れ、滑らかになるまで1分ほど、かく拌する。
・攪拌したものを漉してミルクとパルプ(絞りかす)を分けて出来上がり。
スペインでオルチャータと呼ばれる、タイガーナッツのミルクです。
アーモンドミルクと同じような要領で作ればOK。
パルプにも繊維質がたっぷりと含まれているので、粉を混ぜてパンケーキやクッキーにしたりしても良いですよ。
また、パウダータイプのタイガーナッツを使用しても◎。
タイガーナッツを乗せた甘酒蒸しパン
<材料>(2人分)
・蒸しパンミックス200グラム
・甘酒カップ120
・タイガーナッツ16粒
・バタ―大1
・豆乳大さじ3
<作り方>
・型に湯煎で溶かしたバタ―を回し塗る
・ボ―ルに蒸しパンミックス・豆乳・甘酒を入れてかき混ぜて型に入れ、砕いたタイガーナッツを上に添える。
・鍋に2センチ位に水入れてセツトする。フタは、5センチほどずらしておく。
・15分したら、追加で水2センチぐらい入れて、また15分蒸す。つまようじで刺してみて粉がつかなければ出来上がりです。
甘酒とタイガーナッツ。
体に良いもの同士の組み合わせです。
バターがNGという人はココナッツオイルなどで代用してもおいしそうです。
蒸しパンミックスの代わりにホットケーキミックスを利用しても良さそうですね。
上に乗せたタイガーナッツのカリカリとした歯ごたえがクセになります。
タイガーナッツは、比較的取り入れやすい食材?
タイガーナッツ、スーパーフードトしてはおやつ代わりに取り入れやすい食材ではないでしょうか。
とはいえ、味は人によっても好みがありますから、
まず少量でお試しになられても良いかもしれません。
また、あくまでもサポートする食材ですので、
他の食事もきちんとバランスよく摂りながら、
ダイエット中でしたら、
運動も一緒に取り入れながら、ぜひお試しになられてみてはいかがでしょうか★