『デブ菌』という痩せた人をも太らせる腸内細菌とは?
話題の『デブ菌』について、みなさんにご紹介させて頂きたいと思います。なんだか名前からして太りそうな細菌ですよね。
どうしたらデブ菌が体内に溜まってしまうのか?逆にどうすればデブ菌を体内から追い出すことが出来るのか?
デブ菌の正体、撃退方法をぜひご覧いただければと思います。
Contents
最近のダイエットのキーワード、デブ菌とは?
そもそもデブ菌とは一体何なのでしょうか?実はデブ菌とは俗称なのです。
正式名称は『ファーミキューテス』と言います。
このデブ菌ことファーミキューテスは、誰の体内にでも存在している細菌なのです。デブ菌と言うくらいですので、もちろん役割は消化された食べ物を体内に溜め込んでしまう曲者です。
デブ菌が知られるようになったきっかけ
さてこのデブ菌ですが、どの様にして注目を浴びるまでになったのでしょうか?実は、テレビ番組で取り上げられたことにより、瞬く間にこのキーワードが広まりました。
『これがカラダの新常識 若さと美のヒケツ(NHK)』や『バイキング(フジテレビ)』、『世界ふしぎ発見!(TBS)』などです。
デブ菌のお仕事
では、デブ菌はどの様な働きをし、私達の身体にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
そもそも人間が太る原因として挙げられるのは、『食べ過ぎ』・『運動不足』などがありますが、もう一つ今回の『腸内細菌』も影響する様です。
腸内細菌には、良い菌(善玉菌)・悪い菌(悪玉菌)・どちらでもない菌(日和見菌)の3種類あります。
もちろんこの細菌の数は人により異なります。人間の身体は食べた物や飲んだ物の80%を小腸で吸収します。
そこで吸収されなかった物が、大腸を通り排泄という形で体外へ出されます。その時に、このデブ菌が多い人程、余計な物まで体内で吸収してしまうのです。
デブ菌に関する怖いアメリカの研究結果
アメリカで発表されたデブ菌の研究結果について、ご紹介させて頂きます。
アメリカのロードアイランド州にあるニューポート病院での出来事です。当時32才の女性患者が入院をしていました。
糞便移植という聞き慣れない治療を受けた際に、今回のデブ菌が登場したのです。内容は、肥満体型の16才の女の子から糞便の提供を受けて、感染症の治療をするというものでした。
治療を受けた女性は、治療前の体重が62キロで肥満度を示すBMI指数は26で安定していました。
ところが、治療後16か月後には体重が15.4キロも増えてしまい、BMI指数も34に上昇していました。
このままではマズイということになり、医師の指導の元、食事制限やダイエットプログラムにも取り組んだのですが、一向に痩せることはなかったのです。
なんと移植3年後には、体重80キロ以上、BMI指数は34.5まで増え、そのまま定着してしまいました。
今回のアメリカの論文では、この原因が肥満体型の少女の腸内細菌の影響であると断定しています。
締めの言葉では、糞便移植には太り過ぎていない提供者を選ぶことを推奨するとくくっています。
ぽっちゃりさんとほっそりさんの腸の違いとは?
ここでみなさんに朗報があります。デブ菌があるのなら、『ヤセ菌』もあるのではと思った方もいるのではないでしょうか?
全く持ってその通りです。ヤセ菌は存在しています。
ヤセ菌の正式名称は『バクテロイデーテス』と言います。この菌は、脂肪吸収を抑えたり燃やしたりする腸内細菌です。
消化の難しいオリゴ糖などを消化することから、人体にとって非常に大切な細菌だと言われています。
デブ菌とヤセ菌の割合
ここまでの説明で、ヤセ菌がデブ菌よりも多いと痩せやすい傾向にあることは、お分かり頂けたかと思います。
そして逆の場合は太りやすくなってしまいます。
ここで問題なのは、痩せたいが為にヤセ菌を増やすことばかりを考えてしまっても、やはり身体には悪いでしょう。
健康的な身体を維持していく為には、理想的な比率があります。それは、ヤセ菌6:デブ菌4が理想とされています。
デブ菌を減らし痩せ菌を増やす方法
デブ菌を減らし痩せ菌を増やす方法とは、食生活を変えること。口に入れるものを変えることで、腸内細菌の比率を理想的な数字へと調整していくことです。
運動不足の解消もそうですが、食生活の改善がもっとも効果的。
ここからは腸内細菌の比率を理想的な数字へと調整していく為に、取り柄入れた食材をご紹介させて頂きます。
『納豆』・『ヨーグルト』・『もちむぎ』は痩せる?
まずは『納豆』ですが、納豆菌は生きたまま腸まで届き、驚きの繁殖力で腸内を整え、食物繊維の効果も相まって相乗効果が生まれる、非常にオススメの食材です。
そして『ヨーグルト』です。こちらおすすめの食べ方として、できればヨーグルト単品ではなく、乾物をヨーグルトに浸して戻したものと一緒に食べた方が効果的。
食物繊維の豊富な乾物と、ヨーグルトとの相性が最高に良いそうです。効果的にヤセ菌を増やしてくれます。
最後は『もちむぎ』です。聞き慣れない方もいらっしゃるかもしれませんね。
このもちむぎも食物繊維を豊富に含んでいます。もちむぎとは大麦のひとつで、その名の通りもちもちした粘性の強い麦です。
そして、腸内環境を整えてくれるだけではなく、糖尿病の予防・内臓脂肪の減少・血糖値の上昇抑制など、身体に良い効果がたくさんあります。
是非、みなさんもこれらの食材を日々の食事に織り交ぜてみてはいかがでしょうか。
デブ菌撃退サプリメント
続いては、デブ菌を減らしヤセ菌を増やしてくれるサプリメントのご紹介をさせて頂きます。私のオススメは『プレミアムスリムビオ』です。
お馴染みの乳酸菌だけでなく、腸内環境を徹底的に整える成分を厳選して配合されています。
・乳酸菌1兆個配合
・話題の乳酸菌「EC-12」
・悪玉菌に「ラクトフェリン」
・腸内フローラに「スマート乳酸菌」
・溜めない「ビフィズス菌B-3」
・さらに「納豆菌」「オリゴ糖」など多くの菌が!
納豆、ヨーグルト、もち麦など腸内環境に良い食べ物をご案内しましたが、
毎日食べるのが難しい、忙しくて続ける自信がない、、そのように思われる方には、優れものサプリメントです。是非試してみて下さい。
腸活・菌活で腸内環境が整うメリット
腸内環境を整える腸活や細菌の活動を活発化させる菌活を行うことにより、ダイエット以外にも美容・健康に効果があるのでしょうか?
実はたくさんあるのです。
その中でも、とっておきの効果を厳選してお届けします。
お通じ
善玉菌が腸内環境を整えてくれれば、自然と便秘解消に繋がります。善玉菌とオリゴ糖、食物繊維の組み合わせは快便の方程式です。
バナナやさつまいもがオススメです。
美肌
腸活・菌活は快便以外にも、女性にとっては嬉しいことがたくさんあります。それは美肌にも効果があるのです。
ヤセ菌の味方をする乳酸菌などの善玉菌を多く含んだヨーグルトにキウイやリンゴなどを入れて食べましょう。
毎日食べることで腸内環境を整える効果がありますので、自然と美肌効果も期待出来るのです。
体調が良くなり気分も上がる
上記の便秘解消・美肌効果が表れたらどうでしょうか?
便秘が解消したことにより、体調も良くなります。美肌効果が表れて、気持ちも明るく気分も高まるでしょう。
良いこと尽くめですね。
まとめ
みなさんいかがでしたでしょうか?今回は話題のデブ菌についてご紹介させて頂きました。
デブ菌を減らし、ヤセ菌を増やす方法が分かっても、やはり継続しなければ何事も前には進みません。
是非、ここで得た知識を存分にフル活用して、理想の体型を自分の物にして下さい。