カカオニブの効果とは?美味しい食べ方は?入手しやすい注目のスーパーフード★
いろいろなスーパーフードがあるけれど
中には手に入れづらかったり、お値段が高くてずっと食べ続けるのはちょっと……というものもあります。
しかし、カカオニブについては、Kaldiなどでも手に入れやすく、お値段も比較的お手頃。
これから注目したいスーパーフードです。
ただまだまだ馴染みの薄いカカオニブ。どうやって取り入れたら効果的なのでしょうか。
そして、そもそもカカオニブってどんな食物なのでしょう。
今回はそんなカカオニブについてお話しします!
Contents
カカオニブとはどんなもの?
カカオニブはチョコレートの原料と知られているカカオ豆を発酵・乾燥・焙煎して、皮をとって細かく砕いたもの。
カカオ豆はカカオの木に実る果実の中にある種です。
東南アジアやアフリカ、中南米などが産地で菅、もともとは中南米が原産で、のちにアフリカや東南アジアに持ち込まれました。
同じカカオ豆からはココアやカカオバターなど加工によっていろいろな形態のものが作られますが、同じカカオ豆が原料でも全く違うものと考えてください。
ローカカオニブがオススメ!スーパーフード★カカオニブ
スーパーフードのカカオニブですが、ただのカカオニブとローカカオニブでは違いがあります。
いろいろなスーパーフードの火付け役としてよく名前が挙がる、
モデルのミランダカーも愛用しているのは“ローカカオニブ”の方です。
2つの違いはローカカオニブは低温焙煎したローフードのカカオ豆を使用しているということ。
高温で焙煎されたカカオニブと比べて、ローカカオニブは含まれる貴重な栄養がほとんど失われないため、
スーパーフードとして選ぶなら、ローカカオニブがオススメです。
カカオニブのどんな成分がSuperなの?
それではカカオニブに含まれる栄養成分を見ていきましょう。
どんな成分がスーパーたる所以なのでしょうか。
ポリフェノールは赤ワイン以上
カカオニブにはその6〜8%の高い割合でポリフェノールが含まれます。それは赤ワインの36.9倍だとか。
赤ワインのグラス2杯分のポリフェノールが、大さじ1杯ほどのカカオニブに含まれている計算になります。
ポリフェノールは、強い抗酸化作用で体の老化を促進する活性酸素を除去したり、インスリンの働きを助けて血糖値が上がるのを抑えたりします。
食物繊維もタップリ
カカオニブは食物繊維も豊富で、ごぼうの約11.9倍。
多く含まれているのは、リグニンと呼ばれる不溶性食物繊維です。
腸のお掃除をしてくれるので腸内環境を整え、溜まった老廃物を排出してくれます。
また腸内で膨張するのでコレステロールなどの吸収を抑える働きも。
カテキンは脂肪燃焼をサポート
お茶に含まれている成分として知られているカテキンですが、カカオニブには緑茶の約4倍のカテキンが含まれています。
このカテキンは体脂肪の燃焼を促進する働きがあり、ダイエットのサポートにもうってつけ。
さらに、抗ウィルス作用があるので、風邪の予防にも良いと言われています。
ビタミンはAとC
カカオニブには、ビタミンAとCも多く含まれています。
ビタミンAは不足すると肌荒れやかさつきにつながります。ビタミンCはメラニンの生成を抑え、シミやそばかすの予防や、コラーゲンの生成にも関係しています。
どちらも美肌には欠かせないビタミンですね。
女性にとって大切なミネラルも豊富に。
鉄分やマグネシウムは人間の体に大切なミネラル。カカオニブにも豊富に含まれているそう。
鉄分が不足すると貧血になり、代謝も落ちます。
そして、マグネシウムには生活習慣病を防いで、抑うつや不安感を和らげる働きがあります。
また女性ホルモンの分泌を促したり、カルシウムの吸収をよくする働きもあります。
アナンダミド
まだまだ研究途中ですが、このアナンダミドが含まれている食品、わかっているのはカカオだけなのだそう。
アナンダミドはセロトニンやドーパミンと同じ脳内伝達物質の一つで、快感や幸福感を司ると考えられています。
幸福感を感じるほか、精神を安定させたり、痛みを和らげる作用があるそうです。
脳を活性化しつつ、精神をリラックスさせてくれるという夢のような物質。
そのほかの栄養素も種類豊富に
カカオには他にも、GABA、テオブロミンなど、精神的に安定をもたらす成分が含まれているそう。
ストレスを感じたときや辛くて落ち込んだとき、イライラしてしまったときなどに良い食べ物と言えるかもしれません。
カカオニブに期待できる効果とは?
これらの豊富な栄養から、どのような効果が期待できるのでしょう?
アンチエイジング・抗酸化作用
カカオに含まれる強力な抗酸化作用により、活性酸素による体の異常を抑制してくれるそう。
一部には抗ガン作用があるとも言われていますが、
もちろん薬ではありませんので、カカオニブを食べれば抗がん作用が得られる、と鵜呑みにするのは考えものです。
むしろ抗酸化作用で、肌の老化やシワやたるみなどを予防するアンチエイジングに期待が持てるでしょう。
美肌効果も
豊富なミネラル成分は、細胞レベルで働きかけて、肌の新陳代謝を高めます。
食物繊維は便秘を改善してくれるので肌荒れを防ぎます。
またポリフェノールやビタミン、は肌の老化を抑え、結果としてシミ・シワ・たるみ・肌のくすみ抑制にも効果的です。
さらに皮膚の水分量を保ち肌のハリもキープします。
ダイエットに
食物繊維は腸内の余分な脂肪や糖も排出してくれます。
ポリフェノールには代謝をアップしてくれる効果も。
そしてカテキンが脂肪を分解してくれるので体内に脂肪が蓄積されるのを防ぎ、ダイエットにも良いと言えます。
たくさん食べればいいわけではない!カカオニブの注意点
カカオニブはチョコレートの原料と同じものからできているため、甘くて美味しいのかと思う人もいるかもしれません。
しかしながら、実際は甘みはないのでご注意を。
チョコレートの甘さは砂糖を添加しています。
カカオニブにはダークチョコレートのようなカカオ独特の深みと香り、苦味などが感じられます。
カカオは現地では、“神の食べ物”とも呼ばれている、栄養豊富な食べ物です。
しかしチョコレートのように砂糖や添加物と一緒に食べると壊れてしまう成分もあります。
したがって、余計な添加物が含ませていないカカオニブは、カカオの栄養を取り入れるには理想的なスーパーフードといえます。
ただし、食べ過ぎには要注意!。
1オンス(28g)あたりのカロリーは約180kcal。1日10gぐらいまでを目安に少しずつ食べましょう。
食べてすぐ効果が得られるものでもありません。続けて食べることが効果を得られるコツです。
カカオニブを美味しくいただくレシピ♡
せっかくのカカオニブですから、なるべく火を通したり砂糖を加えたりせずに取り入れたいところ。
ヨーグルトとシリアルを混ぜたり、そのままスナックのようにつまんだりするのがオススメですが、毎日そればかりだと飽きてしまいますよね。
そこで、なるべく栄養を損ねない、火を使わないレシピをご紹介します。
焼かないブラウニー
<材料>
・生くるみ 25g
・生アーモンド 10g
・生ヘーゼルナッツ 10g
・デーツ 2個
・干しあんず 1個
・ココアパウダー 大さじ2
・カカオニブ 大さじ1
・マーマレード 10g
<作り方>
1.アーモンドとヘーゼルナッツはそれぞれ8時間くらい、くるみは2時間ほど水に浸け、よくすすいで水気を切っておく。デーツと干し杏は適当な大きさに切る。
2.(1)のナッツをブレンダーに軽くかけ、残りの材料を加えまとまる程度にかく拌する。
3.ラップに取り出し平たい四角に形を整える。冷蔵庫か冷凍庫でひと晩冷やし固め、好みの大きさに切り分ける。
ナッツやドライフルーツはお好みで手に入るものでOK。
砂糖を使わないためにデーツを使用しています。グルテンフリー、火を使わないロースイーツです。
カカオニブたっぷりココナッツボール
<材料> (2人分)
・ローカカオニブ 大さじ2
・プルーン(お好みのドライフルーツ) 6粒
・くるみ(お好みのナッツ) ひとつかみ
・ハチミツ(お好みの甘味料) 大さじ1
・ココナッツパウダー 適量
・オートミール(なくても可) 大さじ2
<作り方>
1.ローカカオニブ、砕いた胡桃、刻んだプルーン、ハチミツ、オートミールをフードプロセッサーで細かく混ぜ合わせる。
2.小さなボール状にまとめ(6つくらい)、タッパーにココナッツパウダーをしき、その上で転がしてまんべんなくまぶせば出来上り。
こちらもナッツやドライフルーツはお好みで。
フードプロセッサーは高速で回転するので熱を持ってしまいます。気になる人は時間はかかりますが、すり鉢で擦り混ぜてください。
美味しく取り入れてオンナに磨きをかける
アンチエイジング・美肌・ダイエットと女性にとって嬉しい効果が期待できるカカオニブ。
スタイルや健康に対する意識の高い海外セレブたちが夢中なのも、わかります。
カカオニブの栄養を上手に取り入れて、ますます美しさに磨きをかけていきましょう★